2023/09/22 11:20
少年院で就労支援のお仕事に携わっているイダシホさんから、
こころカードを使った感想をいただきました。
少年院は閉鎖的。
どちらかというと、笑い声が少なく、
慎むことのほうが多い日常です。
そんな中で、こころカードの体験は、
カードを引くドキドキ感
答えを考えるワクワク感を
味わえたようです。
最初は、やること拒否していた彼らも、
カードを引いて質問に答えたり、
他の人の答えをしているうちに、
次第にこころカードワールドに引き込まれ、
「先生!あのカード、またしないんですか?」
という声が出るようになったほど。
自分の話を聴いてもらう経験が
極端に少ない彼らにとって、
貴重な体験なのかもしれません。
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お名前:イダシホ さん
ご職業:就労支援員
私は男子少年院で「キャリア講座」
という授業を受け持っています。
その中の「自己理解&他者理解」という内容で、
こころカードを使用しました。
学校の教室のような感じで、
みんなと勉強しています。
今回は、号令をかける当番さんに、
代表でこころカードを好きなだけ切って、
1枚引いてもらい、そのカードの質問に、
一人ひとり答えてもらう形式にしました。
引き当てましたカードは、なんと!
「有名人と1日デートするとしたら 誰としますか?」
そこから一気に、妄想全開ワールドへ(笑)。
でも、そこは少年院。
同年代の集まりであるけれど、
仲良しこよしではない集団。和気あいあいというよりは、
けん制し合うところも垣間見えました(笑)。
素直に「好きな芸能人」を挙げる人もいれば、
あえて「男性の芸人」を挙げる人、
動物を挙げて「シャチとデートしたい」という人。
中には、「一人の人しか、ダメですか!?」
というナイスな質問をする人もいて、
「事前に体験講座を受講しておいて、
本当に良かった!」
と胸をなでおろした私。
その彼は、2人組の芸人の名前を挙げ、
「2人に挟まれてサンドイッチ状態でデートしたい!!」
と言って笑いを誘っていました。
ジェネレーションギャップがありすぎて、
彼らが挙げた人がどんな人たちなのか
私にはよく分かりませんでしたが、
彼らが盛り上がって
笑顔や笑い声を聞くことができたのが嬉しかったです。
こころカードを通して、もっと彼らのことを
知りたいなって思いました。
ありがとうございます。
